いきものランドスケープ ワークファイル


2011 山本紀久著書「造園植栽術」彰国社 編集サポート
編集補助
  
株式会社愛植物設計事務所を創業し、その当初から生態学的な視点から「人も含めた生物が、空間で生き生きと活動している風景、常に健全な生命体の営みが感じられる風景をつくる」ことを継続してきた山本紀久氏の著書が彰国社から出版されます。

著書名は「造園植栽術」です

この本は構想6年、製作に5年を要した超大作です。山本氏の長年の実績で得た知識や経験がわかりやすくまとめられています。造園界を代表する3人の書評が寄せられていますが、どれも絶賛の内容です。実際のやり取りを聞いていますが、装飾的な言葉はほとんどありません。

内容はわたしが愛植物設計事務所に在籍していたころに植え付けられた造園植栽設計に関するイロハから、最近になって体系的にまとめられた技術的内容まで、山本流造園植栽の全体像が分かるようになっています。

ある人から聞いた感想ですが、山本氏は周りが造形的なデザインに固執するような時代から、こうした「いきもの」を中心とした設計を一貫して取り組んでおり、第一人者ではないかとのことです。それを裏付けるような事例も豊富に載っています。

これだけでかなりのボリュームですが、当然ながら山本氏の持つ引き出しの多さや奥の深さはすべて載せることはできませんでした。山本氏とは、皆さんにたくさん読んでいただければ続編を出したいですねと話しています。

この本は造園設計にかかわる人には必携の書となるはずです。

※わたしは、この本の初期の編集原案と全図版の仕上げを行いました。一部私の写真も使っています。
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